中高年の転職は厳しい?40代・50代が乗り越える5つの壁と成功の秘訣
40~50代のミドルエイジでの転職…
おそらくネガティブなイメージを抱く人が多々いるだろう。
しかし、実際のところそんなに難しいことなのだろうか?
勝ち目の極めて低い無謀な戦いなのだろうか?
答えは否!
そんなことはない。
事実、この年代の転職にはいくつもの壁が立ちはだかるが、
それを乗り越え見事に新たな職場に辿り着いた人は無数にいる。
そこでここでは、これまでの成功者の声をもとに、
中高年の転職シーンに待ち受ける関門の数々とそのクリア方法をご紹介!
【書類審査の壁】年齢で落とされる?40代・50代の応募書類のコツ
JUMP OVER!!!書類審査
「この年齢だと、門前払いされたりしないだろうか…」
と不安を抱いている人もいるだろう。
たしかに、それぞれの企業のキャリア形成に対するスタンスによって、
書類審査の段階ではじかれることがあるのも事実。
こればかりはどうしようもない壁である。
しかし、この程度でうつむく必要なない!
年齢制限のない求人も世の中にはあふれているのだから。
ここが大事!転職ミドルエイジャーの応募書類
Aさん(45歳で転職成功)の声:応募書類で重視されるのは学歴よりもスキル
私たちの転職は新卒のときとは異なり、重視されるのは学歴ではなく、
これまで何の仕事をしてきたのか?どのような経験やスキルを身に付けてきたのか?だと思います。
つまり大事なのは職務経歴書。
これまで重ねてきた自分のキャリアを思い切り、そして確実にアピールすることが肝心です。
ただ、まったく畑違いの業界への転職だと、それまでのキャリアが響かない場合もありますが…。
なので、大前提として「自分をいかせる企業であるかどうか?」
それを見極めることも転職成功へのハズせないポイントです!
【面接の壁】年齢が不利?40代・50代が面接で好印象を与えるポイント
JUMP OVER!!!面接
書類審査を突破して次に待ち受けているのが面接という壁。
「え?面接でしょ?新卒の頃は緊張したけど、今の自分は経験を積んで、堂々と話せると思うけどなぁ」
と、ふんぞり返ることなかれ。
これまで働き経験を積み、社会人としての自信を身に付けているミドルエイジャーだからこそ、
スポッとハマりがちな落とし穴がそこには存在するのだ!
謙虚が一番!マウンティングなど論外
Bさん(50歳で転職成功)の声:年齢を前向きに捉える
実をいうと私自身、前職場では人事部に所属していて、
ミドルエイジャーの中途志望者のみなさんの面接を担当することも多々ありました。
そのとき悪印象を抱いたのは、明らかに私の方が年下という理由からか、なんだか偉そうに話をしてしまう人。
自分をアピールすることと自分を不必要に大きく見せることは違いますからね。
もちろん、面接が苦手な人もいましたが、誠実に自身のキャリアや想いなどを伝えてくれた人には
好印象を抱いたものです。そんな自分の経験をいかして私は自分の転職の面接に臨みました。
ちょっと役得ですよね(笑)。
【人間関係の壁】年下の上司とうまくやるためには?40代・50代の職場適応術
JUMP OVER!!!人間関係
書類審査と面接という壁を乗り越え晴れて転職に成功!したとしても、
まだまだ油断は禁物である。
忘れてはいけないのが、それまでのキャリアなど関係なく、
新たな職場ではあくまでも新人からのスタートであるということ。
たとえ上司が年下であろうと、能力的に自信があったとしても、
ミドルなエイジでもそこではペーペーな存在なのだから。
郷に入れば郷に従っちゃえ!
Cさん(48歳で転職成功)の声:年下上司とのコミュニケーション方法
私が転職した先は、10~70代の幅広い人たちが働く会社でした。正直、最初は少し戸惑いましたね。
10代のおにいちゃんからタメ口で話されたりして「ん?」と思ったものです(笑)。
でも、その違和感はすぐになくなりました。働いているうちに「ああ、ここってこういう風なんだ」と肌で知り、
それなら私もと、すんなり馴染んでいくことができました。
今では職場のみんなと家族のような関係性でとても快適に働けています。
職場に馴染むコツ?シンプルにいうと「郷に入れば郷に従え」の精神ですかね(笑)。
【経験の壁】転職先で求められるスキルとは?40代・50代の成功する業界選び
JUMP OVER!!!経験
さらなる可能性を求めて突き進むミドルエイジャーによる転職!
それまで歩んできた業界企業を、もしくはそれまで無縁だった業界企業を、目指すゴールはそれぞれだろう。
気をつけたいのは、同業ルートを選んだ場合、新天地の風土やルールにもどかしさを覚えたとしても、
自分より知識や経験の少ない先輩社員の下に配されたとしても、決してハナから異を唱えないこと。
また、未経験ルートに興味を持った場合、どうせこの歳で経験ゼロじゃ採用されないだろうなと諦め、
自らその扉を閉じたりしないことだ。
時として仲間にもなり敵にもなる「経験」
Dさん(46歳で転職成功)の声:新しい業界に飛び込んでも成功できる理由
40代半ばで一念発起した私が転職先に選んだのは前職と同じ業界の企業でした。
当然ではありますが、入社してみると前職場とは風土やルールが異なり、
慣れるまでしばらくの間は気を遣いましたからね。それまで同業企業での経験のある私にとって、
なによりキツかったのが、出しゃばりすぎないよう自分自身にブレーキをかけること!
周囲との調和を崩さないよう慎重に、距離感を測りながら、徐々に溶け込んでいきました。
ほんと、当時の自分には「よくぞ我慢した!」と労いの言葉をかけてやりたいですね(笑)。
おかげで今最高の職場環境の中で働けているのですから。
【年収の壁】転職後に後悔しないための給与交渉術
JUMP OVER!!!年収
無事に転職することができ、職場にも慣れ、毎日やりがいを感じながら仕事に取り組めている。
けど、給与面に不満が…。といった事態に陥らないよう、
転職活動の段階でしっかりと自分の価値を把握したうえ、
どのくらいの年収を希望するのかを明確にしておくこと。
なんとか転職を成功したいというミドルエイジャーの気持ちはわかる。が、
後々になって「やっぱり…」な結末にならないよう、
お金というデリケートな部分に関しては細心の注意が必要だ。
自分の価値を見極めよう!
Eさん(47歳で転職成功)の声:年収交渉のコツ
以前の会社で部長職に就いていた私は、当時の給与をベースに転職先を探しましたが、
前職と同等の額面をいきなり期待できる企業を見つけることはできませんでした。
そんな理想とはかけ離れた転職戦線の中、なんとか「ここなら」と思える会社と出会うことができ、今に至ります。
正直妥協ではありましたが、中途入社して2年が過ぎた今、理想の年収に近づきつつあります。
私がここに決めた理由は、自分のキャリアとスキルを正確に伝えたところ、
入社後の給与の想定推移を提示してくれたからです。
転職後のイメージがくっきりとして、モチベーションにもつながりましたからね。
みなさんも本当に自分にとって、そして採用する企業側にとって、
正しい選択なのかどうかを考えたうえで転職活動に臨んでください。
最適を求めるのは大変かもしれませんが、きっとその方が良い結果につながると思います。
POINT
・書類審査は職務経歴書に全力を!
・面接は謙虚ながらも積極的に!
・郷に従い築き上げていく人間関係
・経験は仲間であり敵でもある
・考えよう 転職前に 自分価値
中高年による転職という名の挑戦、そこにはやはりいくつもの壁が存在する。
しかし、それは決して越えられないものではない。
求人先の事情やニーズをしっかりと把握したうえで、自分の求める職、自分の価値、
そして自分がやりたいことは何なのか、
これらを熟考して相応しい行動で臨むことで自ずと良い結果はついてくるだろう。
なお、シーピーアールは中高年の中途採用にも積極的に取り組んでいる。
その理由としては、決して年齢だけではなく、転職志望者の人そのものに重きを置いて選考しているからだ。
事実、40~50代から転職した社員の数は非常に多い。
さまざまな職種・勤務地が用意されているシーピーアールの求人を、
今転職を考えている人は一度チェックしてみてはどうだろう?
さあとにかく、ミドルエイジャーの転職にも夢と希望があふれている!
それを忘れず前向きなチャレンジをお待ちしてます!!